校長あいさつ

沖縄県立那覇国際高等学校 
校 長  上 江 洲  隆 

去る4月1日、栄えある那覇国際高等学校校長を拝命いたしました。

 平成24年度から2年間、本校において教頭として勤務しておりましたが、職責の違いから当時とは異なる緊張感に包まれ、日々身の引き締まる思いで過ごしています。これまで積み上げてきた本校のよき伝統や校風を継承しつつ、変化の激しいこれからの時代に対応できるよう新たなことにも積極的にチャレンジしてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 本校は、平成10年に「国際化、情報化の時代に世界に飛躍できる創造的な人材を育成する『インテリジェントスクール』」として開校し、今年度で24年目を迎えます。これまで、校是「右文尚武」や校訓「自主、敬愛、飛躍」の具現化を図りながら、様々な特色ある教育活動を展開し、社会の各分野において多くの有為な人材を輩出してまいりました。

 周辺を住宅に囲まれ、多くの生徒達が通学に利用しているおもろまち駅や市民の憩いと健康作りの場である新都心公園、本県の自然・歴史・文化について学ぶことのできる県立博物館・美術館等が徒歩10分以内の圏内にあり、通学や学習にとても便利な場所に位置しております。

 校内においては、同時通訳が可能な国際会議室や多数の多目的教室が設置される等、施設・設備が充実しているのみならず、至る所に木々や花々の緑が目に入る癒やしと落ち着きのある空間が広がっており、教育環境に大変恵まれています。

 また、毎朝7時30分からの早朝講座を1日の始まりとし、生徒各自の端末機器を活用した「BYOD(Bring Your Own Device)」を取り入れたICT教育や「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った60分授業、生徒の進路や実態に応じた放課後講座や夏期講座等を実施しており、全教職員協力体制のもと、生徒一人ひとりの進路実現に努めております。

 昨年度は、国際社会で活躍する人材育成と語学教育を推進するため、米国モンタナ州のギャランティン高校との間に姉妹校、及びモンタナ州立大学との間に教育協定書を締結し、これからの海外における生徒の活動の場を広げることができました。さらに、昨年度までの5年間、文部科学省指定SGH(スーパーグローバルハイスクール)として研究に取り組んでいた「SDGs」につきましては、今後3年間、県教育委員会研究指定校として、総合的な探究の時間の中で、その研究内容をより深化させていきたいと考えております。

 生徒の活躍は、学習面のみにとどまらず、部活動面においては、令和2年度沖縄県高等学校総合体育大会アーチェリー競技団体優勝や学校別得点及び順位で男女総合13位(男子33位、女子7位)に輝く等、限られた練習時間を有効に活用しながら素晴らしい成果を挙げており、生徒会活動面においても、生徒自らが各種行事を創造的に企画・立案し、皆で協働しながら主体的に運営していくことにより学校生活を大いに盛り上げる等、多くの生徒達が有意義で充実した高校生活を送っています。

 令和2年度の進路実績を紹介しますと、国公立大学合格者数209名で8年連続県内トップを達成し、そのうち91名が、旧帝大などの難関国公立大学を含む県外国公立大学へ合格いたしました。また、難関私立大学といわれる早稲田大学、慶応大学、ICU等にも合格者を輩出しております。

 ワクチン接種は始まりましたが、まだ先行き見通しの立たないくコロナ禍にあっても、本校教職員は心を一つにし、誠心誠意全力で、生徒の将来に向けた「自立」と日常生活における「自律」を支援しながら「真の生きる力」を育むとともに、生徒一人一人の希望進路実現に向けた教育を推進していく所存であります。

 今後とも、那覇国際高等学校の更なる発展のため、保護者、同窓会、後援会、地域及び関係機関を始めとする皆様方からの本校教育に対するご理解と温かいご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

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